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赤ちゃんの熱中症に注意しましょう! 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

8月に入り、厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。8月はイベントも多いので、楽しみながらも熱中症には十分気を付けましょう。さて、今回は赤ちゃんの熱中症についてお話します。

熱中症とは、屋外や屋内を問わずに高気温・高多湿・日射などが原因となり、めまいや倦怠感、頭痛や嘔吐、痙攣(けいれん)が起きるなどの症状のことをいいます。暑さの続く夏では大人はもちろん、子どもや赤ちゃんも注意が必要です。中でも赤ちゃんは、身体が小さく体温調節がまだうまくできないため、熱中症をおこしやすいと言われています。また、「のどが渇いた」「気分が悪い」などの症状を大人へ訴えかけることもまだできないので、周りの人がいち早く気付いてあげられることも大切です。

赤ちゃんの熱中症

熱中症が考えられる症状としては顔のほてり、体が熱い、ぐったりしている、機嫌が悪い、吐く、その他にも泣き声が弱々しかったり、おしっこの量が減ったり、ミルクの飲みが悪くなるなどの症状もあります。

次に対応です。上記のような症状があればまずは体を冷やしましょう。涼しい場所へ移動し、衣服を1枚脱がせたりゆるめたりして風通しを良くします。次に、意識があり飲み込みができそうであれば母乳やミルクなどの水分をとらせます。それでも症状が回復しない場合や、呼びかけへの反応が鈍いなどといった症状があればすぐに病院を受診しましょう。意識がなかったり、痙攣をおこしたりした場合にはすぐに救急車を呼びましょう。

皆さんは「静岡こども救急電話相談(#8000番)」というものをご存じでしょうか。これは、保護者の方がお子さんの症状に対しどのような対処をしたらいいのか、病院を受診した方がいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。#8000をプッシュすることで平日・土日・祝日関係なく24時間無料(通話料は利用者負担)で、小児科医師や看護師から子どもの症状に応じた適切な対処の方法や受診のアドバイスなどを受けることが出来ます。判断に迷った際や不安な場合には遠慮なく利用しましょう。

少しではありますが、赤ちゃんの熱中症についてお話ししました。熱中症は赤ちゃんだけでなく、大人にとってもこわいものです。赤ちゃんのことでいっぱいいっぱいにならずに、ママやパパ自身の身体も大切にして楽しい夏にしてくださいね。
 

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 藤原璃音

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