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食育を家庭から

こんにちは。管理栄養士の山田です。
暖かく、過ごしやすい季節になってきました。暖かさに誘われて、お子さんも外で遊ぶことが多くなり食事の量が増えてきているのではないでしょうか?中には、普段どおりの生活をしていても、急に食事量が減ってしまったお子さんもいるかもしれません。お子さんの食事量、お母さんにとっては気になるところですよね。今回は、お子さんの食事の振り返りをしてみたいと思います。

まずは、食事とは関係がなさそうで関係が深い生活習慣2項目について確認してみましょう。

  • 起床・就寝時間を決め、早寝・早起きの習慣がついていますか?
  • 外で遊ぶなど、体を動かして空腹になるリズムを作っていますか?

起床時間が遅いと、食事をする時間が短くなるだけでなく、昼食までの時間が短くなり昼食時にお腹がすかないことになります。また、就寝時間が遅いと夕食後にお腹がすき、間食をすることになり、朝、お腹がすかないことになります。お子さんが、朝・昼・夕の3度の食事と間食の時間は、決めてとれるように生活リズムを整えましょう。

次に、食事の状況5項目について確認してみましょう。

家族で食事

  • 子どもだけでなく、大人と一緒にごはんを食べていますか?
  • 食事中はテレビを消し、おもちゃ等は見えないところに片付けてありますか?
  • 食事時間は、30分以上になっていませんか?
  • 遊び食べが始まったら“ごちそうさま”にするなど、食事と遊びを区別していますか?
  • 間食は時間と量を大人が決めていますか?

お子さんはお父さんとお母さんが大好きです。家族で同じものを食べることによって、お子さんは新しい食品にチャレンジすることもできます。お子さんは、お母さんの様子をよく見ていますよ。そして何よりも、食事時間は楽しい時間にしたいですよね。嫌いなものを残すたびに「食べないとダメよ」と言うよりも、1口でも食べたら「よく食べたね」と褒めてあげましょう。大好きなお母さんに褒められることで、お子さんの喜びが食べることの自信につながります。また、お子さんはいろいろなものに興味を示すため、食事に集中できる環境を作り、遊び食べが始まったら“ごちそうさま”と、食事と遊びを区別することも大切です。そして、お子さんは食べ始めから30分くらいでお腹がいっぱいと感じるようになるので、食べる量が少なくても時間を決めて終わりにしましょう。もちろん、食べなかった食事の後も間食の量は増やさず、いつもどおりの生活をすることがとても大切です。お腹をすかせることが一番大切ですよ。

今回、食事の振り返りをしてみて、お子さんの様子はどうでしたか?お子さんの食習慣の見直しをすることで、家庭から「食育」が始められるといいなぁと思います。食事の振り返りをすることも「食育」です。今回「ちょっとできていなかったなぁ」と思っても大丈夫!できることから少しずつ変えていきましょう。お子さんの、できないことではなく、できたことを見ていくと、「食育」も楽しくなりますよ。

文/浜松市管理栄養士 山田和美

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