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完璧な母親でなくてもいい

みなさん、こんにちは。保健師の高柳です。
5月に入り、暖かくすごしやすい陽気になりました。
ゴールデンウィークは、ご家族でどのようにすごされましたか?
休日はお買い物に出かける機会も増え、家で家族と過ごす時間も普段よりずっと多くなりますよね。
我が家の息子も娘も、休日は普段よりさらにパワーUP!!
休日だというのに、朝6時半には起床し、朝ご飯をしっかり食べ、「今日は何をしようかな」と2人とも目がキラキラしています。
兄弟ケンカも頻繁ですが、数分後にはこちらがあっけにとられるほどケロッとしています。
外でいっぱい遊んで疲れたら昼寝。
本当に本能のままで羨ましくなるほどです。(笑)
母怒る
でも、普段より忙しくなるのは、お母さんなんですよね。
お洗濯、お掃除などの家事に加え、夫と子どもたちの食事の用意。
私は、普段仕事をしている分、気になっている所のお掃除など、確実にすることが増えます。
子ども達は、「ママ、一緒にトランプしたい~」「外で縄跳びをしようよ~」など、次々に忙しく家事をしている私には無理難題と思われるような欲求が続きます。
普段一緒に過ごす時間が少ない分、休日は子ども達との時間を大切にしたいと思っているので、可能な限り子ども達と一緒の時間を楽しむように心がけてはいますが・・。
しかし、先日の休日のこと、そんなこんなで一日を過ごし、お夕飯のしたくをしている時のことです。
「そろそろお夕飯の時間だよ。お片づけしようね。」
最初は優しく促していましたが、いつまでも和室でいろいろなオモチャを出しっぱなしにして、リビングで騒いでいる子ども達に私のイライラは募っていくばかり。
体の疲れと、連休疲れとあったのでしょう、ついに堪忍袋の緒はブチッと音を立てて切れました。
「いい加減にしなさい!お片づけしなさいって何回もいってるでしょう!」
私の大きな声にびっくりした子ども達は、一目散に和室に走っていきました。
そういう時は大抵、しつけのために叱っているのではなくて、感情に任せて怒ってしまっているだけなので、言ってしまった後は自己嫌悪。後悔の気持ちだけが強く残ります。
「謝ろう・・」和室に入っていくと、二人は散らかったオモチャを一生懸命片付け中。
「ごめんね、あんな言い方しなくてもよかったのにね。怖かったね。」謝る私に、二人は小さな声で返事をしてくれました。
「はいね。」 優しい言葉に、疲れていた私の心がすごく温かい気持ちになれました。
今度子どもが「ごめんね」と言ったら「いいよ」と応えられる私でありたい、と思いました。
 
子どもは本当にかわいいし、子育ては楽しい。
でも、イライラすることも本当に多いですよね。
ある心理学者に「不完全さを認める勇気が必要」という言葉があります。
誰もが不完全は存在で、大人であっても成長の過程にいるそうです。
だから失敗したな、悪かったなと思ったら、その相手がたとえ子どもであったとしても謝ることが大切で、その姿を見て、親も間違うことがあるんだ、間違った時には謝ることが大事だと子どもは学ぶそうです。

完璧な母親なんかいないし、完璧でなくていいと思うのです。
だって、私も母親になって9年生。
まだまだ、子どもと一緒に学び、成長したい、成長できると信じています。

文/浜松市保健師 高柳弥生

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