子どもの体調が悪い時、市販されている子ども用のかぜ薬や腹痛の薬を服用させていいものか迷います。
特に、自分の症状をことばで十分に説明できない幼児の場合、自分の判断で薬を選んで大丈夫なのか。
もちろん、病院に行ってお医者さんに処方箋をいただくのがベストなのでしょうが、診療時間外や休日の場合もあります。


市販のお薬ですが、特に小さいお子さんには、あまりお勧めできません。
カナダでは2008年に6歳未満の子どもには市販の風邪薬や咳止めを使用しないように勧告が出されています。勧告にいたる過程としては、副作用としての痙攣、心拍数の増加、意識レベルの低下、不整脈、幻覚などがあったようです。日本でも市販の小児用風邪薬等に「2歳未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させること。」を追記するよう製薬企業に対し使用上の注意の改訂指示が行われています。診療時間外でも、特に乳幼児は夜間救急や休日当番医などをできるだけ利用して受診した方がよいでしょう。