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あせもの対策と、出来てしまったときのスキンケア

子どものお薬Q
子どもの汗の量がすごいです。あせもにならないための良い方法や、出来てしまった時のスキンケアはどうしたらいいですか?

A
あせもを予防するためには、まず吸湿性、通気性の良い服装をさせることです。次に汗をかいたらすぐにシャワーで洗い流すことが、ポイントです。その際にはせっけんを使う必要はなく、お湯で流すだけで十分です。何度もせっけんを使うと体の皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥やかゆみの原因になります。外出中などで、シャワーを浴びることができないときは、濡れタオルを持ち歩くようにして、こすらないように、汗を拭きましょう。また、夏でも入浴後は保湿クリームを塗るなどスキンケアを怠らないことが健康な皮膚の維持に繋がります。

あせもの治療には基本的には炎症を抑えるステロイド外用剤(軟膏やクリーム)を用いるのがよいと思います。非ステロイド性の外用剤を使うより即効性があります。市販のステロイドには強さのランクがあり、下からweek、medium、strongです。ランク選択の目安としては、赤ちゃんにはweek(商品例:アレルギール)、を幼児にはmedium(商品例:リビメックス)までを小学生以上にはstrong(商品例:フルコート)までを使用することが可能です(ステロイドのランクについては、詳しくは薬品購入時に薬剤師にお尋ねください)。
通常は2、3日もあれば症状が改善します。1週間使用しても改善しない場合は医師の診察を受けてください。
あせもができてしまった後も、こまめにシャワーを浴びる等、皮膚を清潔に保つことが重要です。ステロイド外用剤は患部を清潔にしてから塗ってください。塗る回数は1日2回ぐらいで良いです。症状が改善したら速やかにステロイド外用剤の使用は中止し、上で述べたような保湿クリームでのケアは続けてください。
 

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