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インフルエンザについて

こんにちは、保健師の國清です。

今月はインフルエンザについてお話したいと思います。
「インフルエンザって冬の病気じゃない??」と思うかもしれませんが、自分やお子さんが罹らないために、そして感染を拡大させないためにまずは予防が大切です。
流行前に予防のポイントを押さえて冬を乗り切りましょう!

 

1.インフルエンザってどういう病気??

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染で起こる病気です。

*感染経路・・・どうやってウイルスに感染するの??
インフルエンザウイルスに感染した人が咳やくしゃみをすると、口から出る飛沫(小さな水滴)に乗ってウイルスが放出され、それが口や鼻に入ると感染します。
また、ウイルスを含む飛沫はドアノブ・硬貨・電車のつり革など様々なものに付着しています。
それらに触れた手で口や鼻に触ると感染します。

*症状・・・どんな症状が出るの??
感染後1~5日(平均3日)の潜伏期間を経て、風邪をひいたときの様な喉の痛み・鼻水・咳・頭痛などの症状に加え、急に発熱する38℃以上の発熱・関節痛・筋肉痛などの全身症状が出ます。
子どもや妊婦、高齢者は重症化することがあります。

 

2.インフルエンザを予防しよう!!

*ウイルスに負けない抵抗力をつけましょう~食事・休養~
まだまだ暑い日が続き、夏の疲れも出てくる頃ですが、食事は栄養バランスを考えながら3食しっかり食べましょう。
肉や魚は免疫細胞の原料となるたんぱく質を補給し、緑黄色野菜に含まれるビタミンAは喉や鼻、目の粘膜を健康に保ちます。
また、発酵食品に含まれる生きた乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やし「腸管免疫」を高めます。
食べ物だけでなくウイルスも入ってくる腸には、体の免疫細胞の6割が集中する免疫システム(腸管免疫)があり、腸内で善玉菌がよく働くと腸管免疫が活性化します。
納豆や味噌・ヨーグルト・乳酸菌飲料などの発酵食品を意識して取りましょう。  疲れていると体の抵抗力が落ち、ウイルスの攻撃を受けやすくなるので、休養も免疫力アップのためには大切です。十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心掛けましょう。

*流行前の10月から12月中旬に予防接種を受けましょう
日本では、インフルエンザは例年12月から3月に流行します。
流行前に予防接種を受けておくと、感染しても発症する可能性を減らしたり、重症化を防いだりできます。
13歳未満のお子さんは2~4週間隔で2回接種がすすめられています。
かかりつけ医に相談し、計画的に接種しましょう。

*手洗いをしましょう
石けんで手を洗うことでウイルスが除去できます。
帰宅時や食事前には泡立てた石けんで、手のひら・手の甲・指の間・爪・手首など意識して洗いましょう。
また、アルコール消毒も効果的です。

*症状が出てからは「咳エチケット」を守りましょう
感染を広げないために、熱や咳・くしゃみなどの症状がある時はマスクをつけて、ウイルスを含んだ咳やくしゃみのしぶきが飛び散らないようにしましょう。
ウイルスの飛散を防ぐには不織布製のマスクが効果的です。
家族や周りの人にうつさないようにしましょうね。

文/浜松市保健師 國清 康江

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