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産後の尿もれ お困りではありませんか?

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。皆さまいかがお過ごしですか。空気の乾燥も気になるこの頃、感染症対策を行い体調にどうか気を付けてお過ごしください。

さて、今回は産後の尿もれについてお話したいと思います。ご出産された方の中には、尿もれに悩まされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

多くの女性が経験する尿もれ

骨盤底筋

妊娠、出産により「骨盤底筋」に負担がかかると多くの女性が尿もれを経験します。「骨盤底筋」は、骨盤内の臓器を支えるハンモック状の筋肉で、子宮や膀胱を支え、尿道・膣・肛門の収縮を行います。この筋肉が年齢や出産などで引き延ばされることで尿もれを起こします。特に、咳・くしゃみ・重いものを持ち上げた際に起こりやすくなります。
産後の尿もれが改善していても、年齢を重ねホルモンバランスの変化と共に尿もれが再度現れることもあります。多くの女性が経験することになる尿もれですが、「骨盤底筋」の体操などで症状の改善につながります。

「骨盤底筋」体操で症状の改善を

骨盤底筋体操

「骨盤底筋」体操は、膝を立てた状態であお向けになり、尿を我慢するように肛門・膣を引き締めます。できるだけリラックスし、背中は床につけましょう。6~8秒の引き締めを8~12回、1日3セット行うとよいとされています。
注意することとして、引き締める時は息を止めず腹式呼吸を意識しましょう。肩・お腹・太ももには力を入れないようにしましょう。
最初は力を入れる方向が分かりにくいため、お腹や太ももに力が入っていないか触りながら行ってみるとよいでしょう。回数や時間も少しずつから始め、無理なく続けることが大切です。慣れてきたら、壁に手をついて立った姿勢やあぐらなどでも挑戦してみましょう。

体操以外にできることとして、腹圧をかけないよう気を付けることで尿もれの頻度を減らすことができます。重いものを持つときに腹圧がかかりやすくなるため、できるだけ避けましょう。また、持ち上げる時は、腹式呼吸で息を吐くよう意識してみてください。

最後に、尿もれの症状が強くストレスに感じている場合や、長引く場合は泌尿器科などを受診してください。
尿もれは日頃の生活にも大きくかかわる悩みだと思います。皆さまの悩みが少しでも解消されることを願っています。

 

参考文献

  • 日本排尿機能学会ほか編.女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版].東京.リッチヒルメディカル.2019.128-134.

 


文/浜松市保健師 松井

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