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交通事故を未然に防ぐこと 助産師たちのつぶやき

若葉の緑も清々しいこのころ、皆様にはその後いかがお過ごしでしょうか。

わが周産期センターの新人さんたちも、就職して1か月が過ぎ、ぎこちなかった笑顔も今では少し自信をもって妊婦さん、産婦さん、産後のお母さんや赤ちゃんに話しかけ、対応できるようになってきました。さて、私事ではありますが我が家の小学生の息子が先日学校から【交通死亡事故多発による緊急抑止対策の実施について】というお便りをもらってきました。これによると静岡県下で4月17日から26日までの10日間で8件の交通死亡事故が発生しているそうです。

ETC割引が始まり交通量が増えていることも一因になっているのでしょうか?痛ましい交通事故を未然に防ぐことはとても大切なことです。
ある統計によると日本では年間約1~7万人の妊婦さんが交通事故で負傷し、約千人から1万人の赤ちゃんが流・早産し、年間40人程度の妊婦さんが死亡することになることが報告されています。事故を防ぐためにはシートベルトの着用が何よりも

有効です。先進国の多くが妊婦さんにもシートベルトの着用を義務づけていますが日本ではあいまいな部分もあるようです。日本でも平成6年からは後部座席でも三点固定式ベルトが義務化され、この三点固定式シートベルトの正しい装着は母児の安全性を高めると考えられています。

看護師妊婦さんは、「斜めベルトは両乳房の間を通し、腰ベルトは恥骨上に置き、いずれのベルトも妊娠子宮を横断しない」という正しいシートベルトの装着により交通事故時の障害を軽減化できるとされています。
悲しい事故が少しでも減ることを願いつつ、これから梅雨時にもなり車の運転は慎重にならなければいけませんね。私も気をつけます。

県西部浜松医療センター 周産期センター 新田 京子

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