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肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン 助産師たちのつぶやき
高温多湿の日本の夏では、新型インフルエンザはそんなに蔓延しないだろう!と言われていましたが、8月も終わる頃から芸能人の感染者が続出するなど、ニュースをにぎわせてきました。これで、普段のインフルエンザが流行する時期にはどうなっちゃうのだろうという不安をお持ちの方も多いと思います。日本人の肺炎の死亡率は、死因別で第4位となっています。日常生活で起こる肺炎の原因の中で、肺炎球菌が第1位で28%を占めています。インフルエンザ菌は7.5%と4分の1くらいです。
肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン
インフルエンザにかかることが、肺炎を引き起こす要因となります。
インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの両方を接種することで、より高い肺炎予防ができます。
通常、両方のワクチンは6日間以上あければ接種できます。
肺炎球菌のワクチンは季節を問わず接種でき、5年以上免疫が持続すると言われています。
*肺炎球菌ワクチンは、日本の医療制度上、一生のうち1回しか接種できません。
肺炎球菌ワクチンを接種したら、接種済みシールを保険証に貼るなどし、忘れないようにしましょう。
肺炎球菌ワクチンについて
接種後免疫(抗体)ができるまで平均3週間かかります。
接種部位の腫れ・痛み・微熱などが見られることがありますが、通常2~3日でおさまります。
ワクチンを接種しておくと肺炎にかかっても軽い症状で済む効果があります。(全ての肺炎を予防するものではありません。)
免疫を抑える治療をしている方、2歳未満の方、明らかな発熱の方、重い急性の病気にかかっている方、過去に肺炎球菌ワクチンを接種された方などは、接種できません。
浜松医療センター 周産期センター