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助産師の妊婦生活 助産師たちのつぶやき

今月は、同じ妊婦の身の助産師からのつぶやきです。今は無事に産休に突入し少しのんびり過ごしている最中です。

暑い!!こんなに暑い夏はあったでしょうか?
助産師になって7年目、初めての妊婦生活を楽しんでいます。
今まで、たくさんの妊婦さんと関わらせていただき、色々な助言もさせていただきました。
しかし、実際に自分が妊婦になってみると、自分の力ではどうしようもない事があることを実感しました。

つわり妊婦になって一番辛かったことは「つわり」です。
常に口は苦く食べても食べなくても嘔吐を繰り返しました。
つわりでない病気にでもなってしまったのか?と思うほど、吐き気が続き嘔吐に襲われる日々が3ヶ月間続きました。
吐きすぎて、血を吐いたときはさすがに驚きました。
しかし、5ヶ月を過ぎた頃にはピタッと、つわりは治まり今度は体重がみるみるうちに増えだしました。
20週頃には1週間に1kgありました。<そんなに食べ過ぎてないし、それなりに動いているのに、どんどん増えていく体重・・・あぁ、自分の力ではどうしようもない。>
しかし、多少の知識があり過剰な心配事がなかったせいか、つわり以外のトラブルはなく妊婦生活を送っています。
気持ちを穏やかに生活することが大切であると実感しました。
また、適度に身体を動かすことも大切だと思います。
身体を動かすことによって便秘やむくみといったトラブルを軽減することが出来るし、どうしても食べ過ぎて増えてしまう体重も抑えることが出来ます。
真夏の妊婦にお勧めの散歩の時間は早朝と夕方です。
私も、朝5時から6時くらいまでかけて、ゆっくりと散歩しています。
この時間帯はとっても涼しく日焼けも最小限に抑えることが出来ます。
何といってもお産は体力が勝負!少しでも持久力をつけておきたいものです。

次に大切なことは身体を温めることです。
毎日、カキ氷を食べている私が大きな声ではいえませんが、お風呂につかり身体を温めることでむくみや妊娠線の予防につながります。
昔から言い伝えられていることは、たくさんの知識と経験から言われていることであり、大切な教えがあります。
「妊婦は2人分食べるように」「赤ちゃんにはミルクが1番の栄養」ということ以外はおばあちゃんや、お母さんの言うことに耳を傾けてみるのも良いでしょう。
妊娠は、おなかに赤ちゃんがいるので非妊時とまったく同じというわけにはいきませんが、多少の不都合があっても自然な身体の変化であり病気ではありません。
普段の生活より少し気を遣って生活していただき、過剰な心配、安静は健康な妊婦生活には必要ないと思います。
自分の身体の訴えに耳を傾け、女性として自然な身体の変化を楽しんでいただきたいと思います。
日々成長するわが子を身体に感じられるのは、妊娠中の期間限定です。ぜひ、皆さんにも楽しい妊婦生活を送っていただき、満足できるお産を迎えていただきたいと心から思っています。

県西部浜松医療センター 高木淑子

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