2011年になりました。今年はどんな年になるのでしょうか？皆さんにとって素敵な1年でありますように。

めばえでは30分枠で助産師外来を行っています。子どもも遊べるロビーがあるので、上のお子さんを連れてきてくれたり、家族総出で来てくれたりします。助産師外来では、妊婦さんだけでなく、ご主人や上のお子さん、お母さんとも和気藹々とお話をさせていただいています。

エコーをしている間、「ママ、痛くない？」と心配そうに手を握っている2歳のお兄ちゃんがいました。とってもやさしい子ですね。

ある時は、妊婦さんに質問をすると、隣のご主人が率先して毎回返事をしてくれる時もありました。責任感のあるいいパパになりそうです。

ある時は、3歳のお兄ちゃんと一緒に赤ちゃんの心音を聞くと、そのお兄ちゃんはびっくりしたように、「ママのお腹にお馬さんがいる！」と。心音が馬の走る、ぱっかぱっかに聞こえたようです。かわいすぎて、みんなで爆笑でした。

また別の日、妊婦さんとそのお母さんと一緒にお話をしていました。ふと気づくと、ドアのすりガラスに男の人の人影が。びっくりしてドアを開けるとそれは妊婦さんのお父さんでした。娘が心配で、ドアにへばりついて聞き耳を立てていたようです。「何をやっているのよー！」と妊婦さんは言いつつ、顔はとても嬉しそうでした。

その他にも、娘のお産が心配で仕事を休んでしまったお父さんがいたり、できることなら何でもしてあげたいと食事指導を本人より熱心にノートに書きとめるお母さんがいたり…。家族って温かいですね。家族って素晴らしいですね。お産を含めたら、もっといろんな素敵な場面を思い出します。今年も温かい場で新しい命を迎えられるよう、お手伝いできたら嬉しいなあと思います。

文／メディカルバースセンター めばえ 助産師 内山綾子