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大切にしたい1冊の本 助産師たちのつぶやき

2月の寒波も過ぎ去り、春の訪れが待ち遠しい季節となりました。みなさん、季節の変わり目で体調など崩されてはいませんか?私は5年間、看護師として循環器病棟や消化器病棟で働いていました。看護学校の時から抱いていた“助産師になりたい”という夢が捨てきれず、働きながら受験に挑戦しました。なかなか合格せず、もう助産師になるのを諦めようかと思いましたが、昨年の4月から念願叶い助産師になることができました。まだまだ知識・技術・経験も未熟ですが、お産を通して赤ちゃんの生まれようとする力と、母の最後まで諦めずに頑張る姿・それを周りでサポートする夫や家族の存在の偉大さにいつも感動しています。
同時に助産師として働けることに幸せな気持ちでいっぱいです。諦めずに頑張って良かったと心から思っています。

おばあさん.jpg今回、私が助産師として仕事をしている中で、大切にしたいなと思える1冊の本に出会ったので紹介します。87歳現役助産師の坂本フジヱ先生の“大丈夫やで ~ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし~”という本です。先生は、“赤ちゃんには自分で生まれる力があり、赤ちゃんが「生まれたい」という気持ちをしっかり受け止めて「よし、赤ちゃんのために私が頑張って産んでやろう」とお腹をくくってください。そうすれば大丈夫、どこで産んだって必ずいいお産ができます。お産で大切なのは、あれこれ先回りして思い悩む事ではなく、「来たものを受け止める」という決意です”とおっしゃっています。先生の1つ1つの言葉には、長年の経験をされた中で感じた事・伝えたい事が強い想いとなって心に響きました。

バースセンターでは、助産師外来で妊娠中から妊婦さんとゆっくり関わることができます。また、つぼみノートを通して全スタッフが実際に妊婦さんと会えない間の様子が分かり、頑張りを認め合うことができます。妊娠中から継続的な取り組みが、分娩・産後の育児に生かされていると思います。このような良い環境の中で、私も1つ1つの経験を大切にし、1人でも多くの母と子・家族が安心して過ごすことができるよう、頑張っていきたいです。   

文/浜松医療センター 鈴木久美子

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