TOPぴっぴのブログ子育てのヒント妊娠・出産新生児集中ケア認定看護師として働いております

子連れでおでかけ

子育てのヒント

特集記事

お気に入り

新生児集中ケア認定看護師として働いております

こんにちは、今回、新生児集中ケア認定看護師についてお話させていただきたいと思います。

わたしは、広島県看護協会で新生児について専門的な知識・技術、家族看護について7か月間の教育課程をうけさせて頂きました。
現在も、教育課程で出会った全国の新生児の専門知識を一緒に学んだ仲間と新生児の最善の看護について日々自己研鑽しております。

最初に認定審査を受験しようと考えた経過についてお話したいと思います。
看護師になり10年目の節目を迎えた時です。
「経験年数は重ねているが、なぜ看護師を続けているのだろう」となにげなく頭の片隅に考え始めました。
どのような仕事であっても、目的を見失ってしまい、このまま仕事をつづけるかと悩むことがありますが、看護師も例外ではないと思います。
仕事というものは目的がなければなかなか続けられるものではないと考えます。
経験年数が増えれば病棟の一員としての役割も増えていきます。
いろいろな経験のなかで自分は、本当に、この仕事がむいているのだろうかと考え、漠然とした疑問やジレンマを抱くこともあります。

赤ちゃんわたしが新生児の領域で看護師として働き、生命の誕生の喜びの一方では、親が生まれたばかりのわが子を失うという喪失体験があり、障害をもつかもしれないという気持ちをもつ家族がおり、小さく生まれた赤ちゃんは、障害なき生存を求めています。
このような臨床の場面で自分は、看護師として、チームの一員として、最善の医療を提供できているのかと自分自身に対して疑問をもちました。

現在、新生児医療の現場に携わる様になり13年がたちます。
5年前より新生児集中ケア認定看護師として働かせていただき、患者様ひとりひとりが大切にされたと思える看護を提供できることを目標にしています。
産まれてきた赤ちゃんが家族の一員となれるよう支援し、そして、小さく、早く生まれてきた赤ちゃんが障害なき生存ができるよう支援させていただいております。

新生児集中ケア看護師の役割
1.熟練した知識と技術を用い、急性かつ重篤な状態にある新生児のケアおよび心理的に危機状態にある新生児の親に的確な看護実践ができる。
2.看護者の役割モデルとなり、相談・指導の役割を果たすことができる。
3.新生児の親の擁護者として倫理的に行動することができる。

文/浜松医療センター 平野佐由利

カテゴリー

このカテゴリの記事

子育てのヒント
を検索

このページの先頭へ