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妊娠中の体重増加について 助産師たちのつぶやき
今年は暖冬と言われていますが、段々と寒さが厳しくなってきましたね。皆さん年末年始はどのように過ごされましたか?クリスマスやお正月、年末年始はイベント事も多く、体重を気にしている方も多いのではないでしょうか。
今回は妊娠中の体重についてお話ししていきたいと思います。
そもそも妊娠中の体重の増加の目安はどのように決めているのでしょう?それは妊娠する前の体重と身長から出したBMI指数がもとになっています。
- BMI指数が18.5未満の方は+9~12kg
- MBI指数18.5~25.0未満の方は+7~12kg
- BMI指数25.0以上の方は+5kg以内
の体重増加が望ましいと言われています。
さて、母子手帳を開いてみましょう。皆さんのBMI指数はいくつで、体重増加の目安はどのくらいですか?
先週との体重を比較して一喜一憂しがちですが、トータルとして目標体重まで後どのくらいかを考え、臨月までの体重管理も大切です。
妊娠初期の方
まだつわりが辛く、思うように食事もとれない時もあるかと思います。つわりがある時には食べられる時に食べられるものを食べましょう。脱水予防のために出来るだけ水分はとりましょう。
妊娠中期の方
つわりが落ち着いて少しずつ食べられるようになってきたかと思います。気分も胃も晴れ晴れ、おいしくご飯が食べられますが、食べ過ぎに注意しバランスの良い食事を心掛けましょう。また妊娠後期になるにつれ、体重が増えやすくなってくるので初めのうちはスローペースな増えが良いと思います。
妊娠後期の方
赤ちゃんが急に大きくなってくるので体重が増えやすいです。お腹が大きくなってきて、胃が圧迫されるので、少量ずつこまめに食べましょう。また、少しの食事でたくさんの食品群が取れるといいと思います。
体重を気にして、ストレスがたまってしまうのも問題ですが、食べる量や食べ方を工夫しながら、赤ちゃんのためにもお産の時のためにも、また妊娠中に栄養バランスを考えた食生活を送る経験は、産後の離乳食の栄養管理にも生かされてきますので、産後のためにも、適正体重を守りながら楽しいマタニティーライフを送りましょう。
文/浜松医療センター 助産師 早瀬友梨