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赤ちゃんの保湿について 助産師たちのつぶやき
9月になり、まだ、暑い日が続きますが、時折秋の風を感じることもあります。少しずつ涼しくなってくると、肌の乾燥を感じます。
赤ちゃんの肌も保湿していった方が、何もしないより、30%位アトピーが減少するという研究結果が出ているそうです。その子その子に合わせたケアが大切になってきていると思います。
専門家の間でもいろいろな考えがあります。泡で優しく洗って、石鹸分はよく落とすことが大切です。ゴシゴシこすると皮膚を傷つけてしまうので、あまりよくありません。
洗ったら、水分は抑え拭きでとってあげましょう。その後、ローションで保湿をしてあげるとよいでしょう。10円玉位を手にだして、赤ちゃんの体に広げ、横にのばしていきます。手のひら2つくらいに広げていきましょう。冬になって乾燥がひどくなったら、クリームタイプを使ってください。
厳密にいうと、頭はベビーシャンプーで洗い、他は液体のベビーソープで洗うとよいようです。顔は体用の液体ベビーソープをよく泡立てて、指で優しく洗ってあげてください。流すときも指で優しく流してもらえばいいですが、難しいようなら、コットンなど使用し流してあげてもいいと思います。先生によっては、シャワーで流しても目をつむるから大丈夫という方もいますが、慣れないと目をあけたままの子もいるし、難しいかもしれません。顔以外はシャワーで流すのもそんなにむつかしくないと思います。
これから、冬にむけて、赤ちゃんの肌の乾燥が気になる方は保湿を考えてみてください。もちろん、お母さんの肌も保湿を忘れずに、いつまでも綺麗なママでいてください。
文/浜松医療センター 助産師 竜崎千明