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新型コロナウイルス感染症の心配をされている妊産婦さんへ

2020年5月24日時点で、静岡県では新型コロナウイルス感染症のための緊急事態宣言は撤回されましたが、分娩を取り扱う多くの産科施設では面会禁止、夫立ち会い分娩の制限がなされています。そのため妊婦さんはまだ不安な状態で出産を迎えることになるのだろうと思います。

新型コロナウイルス感染症疑いの妊婦さんについては、それぞれの産科施設でどのように対応するかを、シミュレーションしています。新生児に感染をしないことが多いですが、長時間の陣痛による院内感染のリスクもあり、多くは帝王切開の方針とされています。

幸い浜松市では新型コロナウイルス感染者は県外地域と比較して少なく、新生児感染の報告もありません。

新型コロナウイルス感染症はピークアウトした感があります。そのため、刻々と我々の対応は変化します。
しかし、次なる感染の第二波に襲われるかもしれません。ネットで情報が溢れていますが、何を信用していいか困るかと思います。

静岡県民の妊産婦さんのために静岡県産婦人科医会・静岡産科婦人科学会ではホームページをリニューアルし、新型コロナウイルス感染症の最新情報を掲載しています。
厚生労働省または日本産婦人科医会のサイトにリンクしています。
この中には感染症専門医、助産師、産婦人科医、小児科医などのビデオメッセージがあります。

妊産婦は感染率が高いわけではなく、重症化率は妊婦ではない一般の方と比べても高くありません。
ただし、妊娠中の労働者は職場における新型コロナウイルス感染に大きなストレスに曝される可能性があり、事業主に申し出れば作業の制限、出勤の制限の措置を事業主は講じなければなりません。現時点では不確定な情報でありますが、妊婦に有給休暇をとらせるなどの支援した企業には国が企業に助成する、また、新型コロナウイルス感染症検査を妊婦で行う場合は国が全額補助するなどの情報があり、妊産婦を支援する政策が検討されています。

日々更新される新型コロナウイルス感染症の情報をアップデートするために是非とも静岡県産婦人科医会・静岡産科婦人科学会のサイトをご覧になっていただくようお願いします。

浜松医科大学医学部附属病院周産母子センター 准教授 内田季之

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