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きもち

うまくことばにできないこどもの心のなかの「ざわざわ、もやもや、どきどき、ほーっ…」に、谷川俊太郎と長新太がやさしく寄り添ってくれる絵本です。

公園で二人の男の子が黄色いミニカーを取り合うところからお話は始まります。ほとんど「絵」だけで語られ、文章は28ページ中終盤の4ページだけです。でも、「絵」が、出来事と登場人物の気持ちを雄弁に語ってくれます。おそらくどの子もどこかで経験したことのある出来事と経験したことのある気持ちでしょう。長新太の絵も子どもの気持ちにぴったり合って、共感を呼びます。

きもち

ミニカーを取って友だちを泣かせた男の子は、一方で捨て猫に心を寄せるやさしさもあります。子どもに限らず人の心って複雑ですね。予防接種を怖がったり、親同士のいさかいを感じとって不安にかられたり、仲直りした様子にほっとしたり。 終盤で、谷川俊太郎さんからのメッセージが語られます。

いろんな きもちが うまれては きえ きえては うまれる。

こどもも おとなも きもちは おんなじ。
でも じぶんのきもちと ひとのきもちはちがう。
ひとが どんな きもちか かんがえてみよう。

次の日、男の子はミニカーを手に友だちのところに走ります。黄色のミニカーが主人公の心の動きを表す心憎い構成です。

この絵本はおはなし会などの大勢を対象とした読み聞かせには向きませんから、おうちで楽しんでください。

ある3歳児は、まだひらがなもようやく拾い読みしかできないのですが、この絵本はいつものように「読んで」と持ってこないで、繰り返し一人でじっと見入っていたそうです。それを静かに見守ったパパとママも素敵ですね。

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