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災害時の備え アレルギー・持病

花粉の季節もそろそろ終わりですね。この季節、気温も上がってきて本来、外に出てアウトドアを楽しみたいはずなのに。目が痒い、鼻水が止まらない人も多くなり、毎年、春になると耳鼻科が患者さんでいっぱいになります。「私はアレルギーがない」という方はとても幸せです。世の中には様々なアレルゲンが存在し、人によって反応が異なります。

今から11年前の2011年に起きた、東日本大震災時では当時アレルギーに関して人々の認知度が低かったようで、支給された食物を食べることができずにいたら、「せっかく支給してもらったのに、食べないなんてわがまま」と捉えて非難した人がいたと聞きます。翌年に起きた学校給食に出されたチヂミを食べてショック死した女子生徒のニュースは衝撃的でしたがアレルギーを侮ってはならないのです。

アレルギーがあります

災害時に備え、アレルギーや持病を持つ人は、それぞれに処方された薬や必要なものを常日頃から持ち出せるように準備しておきましょう。災害後に支給されるのは、まず、水や毛布や食料です。それぞれ個別に必要なものが手に入るのは、ずっと後になってからです。特に命に関わるようなものは自分で備蓄しておく必要があります。子どもは説明もできませんから、不測の状態に備えて、必要な薬はお薬手帳など薬名を控えたものを持っておくこと、最悪、子どもと離れ離れになった折にはその子のアレルギーや持病がわかるように、メモやひと目でわかるヘルプマーク(援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲に知らせることができるマーク)、アレルギーならアレルギーマーク(アレルゲンが何か記して)を身につけさせておくといいですね。

文/浜松市防災学習センター 副センター長 原田

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