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くさはら どん

庭、公園、ちょっとした草むらなど、私たちの身のまわりには気づかなかったり気に留めなかったりしているだけで、実は沢山の虫たちがいます。偶然その虫たちに出会った時に、ただ「虫がいる」と言うのでは無く、名前や様子を知っていたら、虫たちに興味や愛情が湧くと思います。

タイトルの「くさはら どん」とは、どういう意味でしょう。草原などを歩いていると、無意識にやっている事、そうです、意識的に足をどんと踏み込むことです。そうすると草の間から色々な虫たちがびっくりしてぴょんと飛び出してきます。それってとても面白いですよね。草はらだけでなく、林や田んぼの畔道、河原だってやってみる事ができます。

この本は、先ず足を上げて、踏み込む前の、草はらなどでの草や虫などの様子が描かれています。そしてページをめくって「どん」と踏み込むと、前のページに描かれていた虫たちが一斉に飛ぶ様子が描かれています。なかには少し動くだけの虫もいます。それぞれの虫の様子が正確に描かれています。見ているだけで、まるで自分が「どん」とやっている感覚になります。

この本では、町から草はら、林、あぜ道、また草はらを通って河原まで行くのですが、それぞれの場所で「どん」とやってみます。場所によってそこにいる虫たちもさまざまです。見たことのある虫がきっといますよ。植物や昆虫がどれもとても正確に描かれています。それもそのはず、作者の松岡達英さんは、図鑑も描かれている方です。「どん」と踏み込む楽しさと、踏み込んだらどうなるのかという興味、植物や昆虫の様子や名前など、沢山の楽しさが詰まった本です。秋は特に虫の多い季節です。早速「どん」とやってみてください。そして虫たちの事、もと知ってくださいね。

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