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こたつ

【おすすめの年齢:5歳くらいから】

みなさんのおうちにはこたつがありますか?最近はこたつを置かないおうちもありますね。一度入ると出るのがおっくうになってしまうので困ってしまうのですが、ついついこの時期になるとやっぱりこたつを出してしまう我が家です。

この絵本にでてくるのは、こうたくんという男の子と、おばあちゃん、おかあさん、おとうさん、ねこのクロの4人と1匹の家族です。表紙は家族集まって、こたつに入り、お鍋を食べている様子を上から描いた絵。あったかそうだし、楽しい雰囲気。この絵本はこのようにこたつを真上からみた絵で、お話がすすんでいきます。

お話の始まりはさむ~いおおみそかの朝です。

こたつを囲んで、ごはんを食べたり、宿題をしたり、こたつの周りをおもちゃでいっぱいにしたり色々な場面が描かれます。こたつに入り、こうたくんは紙を折り、おばあちゃんはミカンを食べ、おとうさんは新聞を読む...と家族それぞれ違うことをして過ごす様子も描かれますが、目的が違っても自然とみんなが集まってしまうのはこたつの魅力ですね。家族同士の楽しいお話も飛び交います。

それから、おせちを作ったり、年賀状やお年玉を用意したりと年末の雰囲気も味わえます。

夜になると年越しそばを食べて、家族でゲーム。こうたくんは今日はずっと起きている予定です。できるかな…??

その後はお正月の朝を迎えて、親戚のみんなも集まり、とても賑やかな様子が描かれます。

こたつがあるおうちの子も、ないおうちの子も、読むときっと年末年始のワクワクした気持ちがとっても伝わってくる絵本だと思います。細かいところまで描き込まれた絵にも注目しながら家族で楽しんでみてください。

紹介した絵本

文/浜松市立中央図書館 池川 里果

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