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ゆきのひのゆうびんやさん

【おすすめの年齢:3~4歳くらいから】

「とんとんとめてくださいな」で私たちをはらはらどきどきさせてくれた三びきのねずみたちが、ふたたび登場します。寒い寒い日のお話なのに、今回もなぜかほかほかと暖かくなりますよ。

雪の降りしきる寒い日、三びきのねずみが暖かい部屋の中でトランプで遊んでいると、ゆうびんうさぎさんが小包を届けに来ます。山向こうに住むおばあちゃんが襟巻きを送ってくれたのです。赤、青、黄、三びきそれぞれに違った色の暖かそうなえりまきです。ところがゆうびんうさぎさんは風を引いてふらふら。そこで、

「ここであたたまっていらっしゃい」「ゆうびんは、ぼくたちが、はいたつしてあげますから」

と、三びきは残りの郵便物を届けてあげることにします。三びきは雪のなかをいさんででかけます。冷たい風もなんのその、おばあちゃんが送ってくれた襟巻きをしっかり巻いて、次々に届けていきます。ところが、あと1軒というときに、突然どどーっとものすごい風が吹いてきて、届けるはずのりんごが雪の中に飛び散ってしまいます。さあ大変、きつねのおばあさんが楽しみ待っているかもしれないのに。

ストーリー展開は3、4歳の子にもわかりやすく、スピーディで、はらはらさせて、最後はちゃんと満足させてくれます。

おまけに、こいでやすこの絵は、相変わらずサービス満点です。隠し味が隅々にちりばめられています。

暖かくて居心地がよさそうなねずみたちのお部屋。暖炉の上に飾られているのはきっとおばあちゃんでしょう。壁にはくまおじさんを描いた絵も。そしておばあちゃんが送ってくれたえりまきもとっても役に立つのですよ。きつねのおばあさんにもらった3個のりんご、あれっ!1個足りない?それらは絵本を読んでのお楽しみ。大人は先取りしないで、どうぞ子どもたちが見つけるまで待ってあげてくださいね。

もし「とんとんとめてくださいな」をまだ読んであげてなかったら、そちらもぜひ楽しんでください。どちらも寒い日に肩を寄せ合って楽しむのにぴったりの絵本です。

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