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みどりいろのたね

おひさまの日差しも明るくあたたかくなってきて、花や野菜がぐんぐん育つうれしい季節になりました。

このお話のまあちゃんたちのクラスでも、先生からたねをもらって畑にまくことになりました。
まず、畑の土をたがやして、先生から5個ずつみどり色のたねが配られました。まあちゃんの順番になると、先生がまあちゃんのふくらんだほっぺを見て、口の中の飴玉が見つかってしまいました。

手の平に出してみると、みどり色のたねにそっくりなみどり色の飴玉!
まあちゃんも先生に5個のみどり色のたねをもらって畑にうめました。ところが、うっかり、さっき口から出したみどり色の飴玉まで畑の土にうめてしまいました!

さあ、ここからはお話の場面が変わって、畑の土の中です。
おひさまの日差しがじりじり、じりじりと強くなって、土の中も暑くなってきました。
みどり色の5個のたねたちは小さな根っこを出して少しずつ成長してきましたが、「のどがかわいたあ」「おなかすいたよう」などと文句をいい始めました。なまけもののまあちゃんが、ちっとも水をくれないからです。でも、ひとりだけ水なんかもらえなくても平気なやつがいます。おたがいに何者だ~と言い争いになり、ついに、5つのえんどう豆とメロン飴だとわかりました。

おたがい、にらみあって。
にらみあっていましたが、
「けっ!つまんないやつ!」といわれたメロン飴が
「つまるやつか つまらんやつか いちどぼくをなめてみるがいい!」といい返します。
えんどう飴たちは、迷っていましたが、のどもかわき、おなかもすいていたので順番にぺろりぺろりとなめ、ついにぜーんぶなめてしまいました。元気になったえんどう豆たちもやっと芽を出しました。

えんどう豆は大きくなって花が咲き、とうとう実がなりました。
ある日、みんなでえんどうの実をとることになりました。
ところが、まあちゃんの畑にできたさやをとってみてびっくり!!
さあ、どんなえんどう豆ができたと思いますか?

うっかりもののまあちゃんの失敗が原因で、畑の土の中で豆たちのゆかいなやりとりが思わぬ展開をします。テンポのいいことばと表情豊かな絵がぴったりあっていて、聞いている子どもたちを楽しませてくれますよ。

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