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もりのなか

もりのなか「もりのなか」
作者・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:まさきるりこ
出版社:福音館書店


 小さな男の子が紙の帽子をかぶり、“らっぱ”を持ってもりへ散歩に出かけました。らっぱの音を耳にしたいろいろな動物たちが次々に現れ、男の子のらっぱにあわせて、ほえるらいおん、鼻をならすぞう、うなるくま、たいこをたたくかんがるー、くちばしをならすこうのとり、手をたたきさけぶさるたちが一緒に散歩についてきます。みんなでもりのなかでお菓子を食べたり、ゲームをしたりして楽しいひとときを過ごします。かくれんぼをして男の子が「もう、いいかい!」と目をあけると動物たちは消えて、お父さんが迎えにきて一緒に家に帰るというストーリーです。
 抑えた文章と白黒の絵が、日常のはざまにある不思議な世界を効果的に描いています。もりのなかで動物たちと一緒に散歩しているようなステキな気分が味わえます。音、色、味などの強い刺激に絶えずさらされ続けている今の子どもたちにこそ読んであげたいほのぼのとする絵本です。きっと、お気に入りの1冊になると思います。
 この絵本の続きとして「また もりへ」があります。それもぜひ、読んであげて下さい。
  

舞阪図書館 野田 政代



舞阪図書館の紹介

浜松市立舞阪図書館は浜松市舞阪郷土資料館と共に、平成2年に開館しました。南側の防風林の中には白い舞阪灯台がそびえ立ち、図書館周りは町民の森となっています。芝生の上で遊んだり、お弁当を食べたりなどして自然とも触れ合える図書館です。図書館内はジュウタン敷きの「おはなしコーナー」がありくつろいで絵本を楽しめます。児童書、絵本は種類も多く充実していますのでご来館下さい。また、舞阪町の祭り、漁業、街道を展示する郷土資料館もあわせてご覧下さい。

舞阪図書館施設案内(アクセス)

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