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あくたれラルフ

あくたれラルフ「あくたれラルフ」
作:ジャック・ガントス
絵:ニコール・ルベール
出版社:福音館書店・童話館刊

 作者のジャック・ガントスは、最初子どもの本執筆するのにあたり、「子どもの本はかわいらしくて、やさしいものでなくてはならない」と、考えていたそうです。しかし、それは必ずしも正しくはなく、いくつかの失敗を重ねひどく気落ちしてしまいました。その時ガントスは、子どもの頃学校の先生が教えてくれたことを思い出しました。
「自分が知っていることについて書けばいいんだよ。」
ガントスは机に向かい、床にいるネコを見ました。ガントスの足首をひっかこうとはいよってきたり、家中に毛をまきちらしたり、タンスの中の洋服に爪を立ててズタズタにしたり。
 こうして、「あくたれラルフ」の最初の下書きが出来上がりました。その後、何度も話をねり直し、絵を担当したニコール・ルベールも、何度も絵をかき直し「あくたれラルフ」は完成したのです。
 セイラの家に、ラルフというネコが飼われていました。ラルフはひどいあくたれネコでしたが、セイラはラルフが好きでした。
しかし、ラルフのあくたれは、家の中だけではとどまらず、家族で見に行ったサーカスに置き去りにされます。
ひどい目にあったラルフはサーカスを逃げ出し、ゴミ箱の上に座っていたところを、迎えに来たセイラに見つけられます。セイラは「いまでもあんたがだいすきよ」とラルフを抱きしめました。
 どんなにあくたれでも、ちゃんと愛してくれる人がいる幸せが子どもたちに伝わります。
(どんなあくたれの限りをつくしたかは、本を読んでお確かめください・・・。)

南図書館 西田昌代



南図書館の紹介

浜松駅南口から南へ歩いて約12分・循環まちバス「くるる」南ループ「南部公民館南」のバス停から徒歩3分の所にあり、南部公民館に併設されている図書館です。
子どもが本好きになってもらうため、毎週水曜日に0歳から3歳未満の子と親を対象に「えほんとわらべうたのかい」3歳から10歳位までの子と親には「おはなし会」を行っています。8ヶ月から満1歳の赤ちゃんに絵本を手渡すブックスタートもあります。(開催日時等の詳しいことは図書館まで )良好な親子関係を築くためにも、絵本の読み聞かせが大切です。どうぞご利用ください。
職員一同お待ちしております。

南図書館施設案内(アクセス) 

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