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だいじょうぶ だいじょうぶ
だいじょうぶ だいじょうぶ
いとうひろし作・絵
講談社
街を歩いていて、おじいちゃんとお孫さんであろう小さな子どもが、お散歩しているのを見かけるととてもほほえましい気持ちになります。
この絵本の中に登場してくる小さな「ぼく」はおじいちゃんとの日々のお散歩の中で自然を知り、街を知り、どんどん成長していきます。
わくわくいっぱいの楽しい出会いもありますが時には、どきどきだらけの怖いことにも出会っていきます。
「ぼく」の心が不安であふれそうになった時、助けてくれるのが、おじいちゃんです。
おじいちゃんの存在があって、つないでくれる手があって安心感をもらい「ぼく」は成長していきます。
そして、「ぼく」が大きくなった時…
気づくとおじいちゃんはずいぶん年を取っていました…
私自身、事情があって子どもの頃はおばあちゃんっ子でした。
結婚を機に遠方に住まざるをえなくなったので数年前、亡くなった時には看取ることができませんでした。
なので、おばあちゃんに対する思いが今も心にくすぶっています。
そのせいでしょうか。
この本を読んでいると、必ず涙がでてしまいます。
(とても読み聞かせで読めそうにありません…泣いてしまうので)
この本は、昨年、SBS主催のブラッシュアップ講座でアナウンサーの鈴木通代さんが朗読してくださったものです。
すぐに図書館へ行きましたが貸し出し中で、1か月経ってようやく借りることができました。
絵本にしては少し小さめのサイズと大型版があります。
(写真は大型版です)
大人にぐっとくるものがある絵本ですが当時小学1年生のうちの娘も私がこの本を借りてきたら「あ!この本、私が大好きな本だ~」と喜んでいました。
ちゃんと伝わるものがある温かいお話です。
ぜひ、家族揃って読んでくださいね。