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おまたせクッキー
おかあさんが焼いてくれたクッキー
ビクトリアとサムのおやつです
食べようとするたびに「ピンポーン」と玄関のベルが鳴り、友だちが訪ねてきます。
そのたびにみんなでクッキーをわけなおしますが、人数はどんどん増えていき、ついには・・・。
原題は、“THE DOORBELL RANG”
直訳すると ドアベルが鳴った! でしょうか?
どんどん増える友だち
どんどん減っていくクッキー
この緊張感をストレートに表しているでしょう。
そして、邦題の『おまたせクッキー』
高まった緊張感からラストへと、そのクライマックスにぴったり合点です。
ずっと、おかあさんが言っていた「おばあちゃんのクッキーは」確かに「特別」でした!
食べたい、食べられない?のドキドキはもとより、人が集まるキッチンの楽しさや絵の変化も楽しめる1冊です。
佐久間図書館 長谷川陽子さん