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サリーのこけももつみ
前回に続いてもう一冊、異なった手法で描いた、この季節にふさわしいマックロスキーの絵本を紹介させてください。
冬の訪れの前の冬支度にこけももを摘みに行ったサリー親子と、こけももを食べに来た熊の親子。サリーとこぐまはこけももを食べるのに夢中になりお互いにお母さんを取り違えてしまいます。でもお母さんたちはそれぞれのこどものたてる音で自分のこどもを見つけます。
サリーのこけももつみ (大型絵本)
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ロバート・マックロスキー
岩波書店
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「ポリン・ポロン・ポルン」「むちゃむちゃ ごっくり」のオノマトペのリズムは、今はお母さんになった娘の幼いときのお気に入りで濃紺一色の画面でほんとうに何回も楽しんでいました。。
お母さんたちの対応はとても落ち着いていて頼もしいし(どっしりした体格もですが)こどもたちのこどもらしい仕草はとてもかわいいです。
「見返しに力を入れている本はよい本」というのは定説のようです。この本もその通り、古きよき時代のアメリカのキッチンのイラストは必見です。こけもものジャムを壜詰めにしています。(サリーは遊んでいますが。)
サリーは作者の長女がモデルとのことです。
成長したサリーにも「すばらしいとき」などで出会ってくださいね。
文/村上節子さん