コッコさんがお店やさんを始めました。

おかしやさん、くだものやさん、カレーやさん。
つぎつぎとお店を開いていきました。

「パチ　パチ　パチ　いらっしゃい　いらっしゃい」
コッコさんんの小さなテーブルには、おもちゃのごちそうがおいしそうに並んでいます。

コッコさんのおみせ (福音館の幼児絵本)

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片山 健
福音館書店
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でも、お客さんは来ません。
そこで、コッコさんは考えました。

出前をすることにしたのです。

かいじゅうと戦っていたお兄ちゃんは、カレーを一口食べてくれました。
新聞を読んでいたお父さんは、カレーを何度もおかわりしてくれました。
本当のごはんを作っていたお母さんは、カレーとサラダを食べてから、
「ごちそうさま」と言ってくれました。

コッコさんは大満足です。

小さな子どもたちは「ごっこ遊び」が大好きです。

コッコさんとぬいぐるみのクマのいでたちが、お店ごとに変わっていく…
思わず笑みが浮かびます。
温かい色使いの絵とともに楽しんでくだい。