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子どもにスポーツは難しいもの?

突然ですが、スポーツ(sport)の語源をご存じでしょうか?

Sportは、元々ラテン語(英語や欧州の言葉の原型となった言語)のdeportare「生活から離れる」が語源と言われ、後にフランスに渡り、desporterとなりました。仕事や生活から離れる、気分転換する、など、楽しい感情を発散させるものであれば何でもdesporterとされました。
そしてその後、イギリスに渡り、16世紀にsportとなったようです。

スポーツというと、皆様どんなイメージをもたれるでしょうか?
恐らく、身体を使い、汗をかくようなイメージをもちませんか?
実は囲碁やチェスもスポーツなんですよ^^。

歴史的には、一つは気晴らしや気休めとして遊びやゲームを行う運動として、もう一つは政治や社会生活の分野における有効な教育の手段として用いられて、これら二つの流れで発展していったのです。

日本では、この後者の考え方が強いと感じます。
つまり、競技=スポーツ、というイメージが強いのではないでしょうか。
テニス
いまだに、どこの省庁がスポーツを司るかといえば、文部科学省です。
『教育』の括りで発展し、イメージが強くなった一因でもあると思います。

原点に立ち返れば・・・スポーツというのは必ずしも競技ではなく、身体を使った活動であるのです。
激しい運動ではなくても、仮に座ったままのものでも、スポーツなのです。

先日、ある小学校から、私の開発した『てのひらけっと』という柔軟な素材でできた打球具と、スポンジボールを注文いただきました。すぐに体育館で運動あそびをやっていた小1の子どもたちが使いだしたのですが、何も言わなくても、とにかく打ってみたり、他の子を真似したりと、創意工夫して遊んでいました。

それを見て、改めて思ったこと・・・それは、スポーツは、脳を鍛える身体活動であるのです。
要するに、考える力を、身体活動によって強化するものと言えると思います。

スポーツだと、まずは基本スキルを覚えて、ルールを覚えて、練習して・・・
ついついそうやって考えるかもしれません。
しかし、「まずやってみよう!」これが、一番です。
少なくとも、子どもたちにとっては、そうなのです。それが一番の学びになるのです。

「うちの子は運動が苦手だから・・・」
この裏には、運動やスポーツを、すぐには楽しめないもの、という固定観念があるかもしれません。

安全が確保できれば、ぜひ自由にチャレンジさせてあげてください!
特に小学生までに脳から身体中に張り巡らされた神経はほぼ出来上がってしまいます。

スポーツの原点は、競技ではありません、気分転換です!


ジュニアテニスプロデューサー 大村竜助さん
リューテニスアカデミー主宰。ジュニアスポーツプロデューサー。
クラブ・メッドの専属テニスインストラクターに就くなど、国内外で19年のテニス指導歴がある。
『てのひらけっと』という安全・簡単に打球できる用具を開発し、全国で普及活動を行うなど、幼児期から身体能力向上の観点でボールを打球する遊びに親しむことを提唱。全てのコミュニケーションを英語で行うテニス教室を開くなど、子どもたちが国際感覚を身につけるための活動も行う。
【取得資格】
JTIAテニスプロデューサーⅠ、スポーツ医学応急救護者国際ライセンス、チャイルドマインダー、TOEIC850、英検準1級など
【contact】
Blog: http://ryutennis.hamazo.tv
Facebook: Ryusuke Omura

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