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歯がぬけた
ごはんを たべてたら、ガリって いしを かんだ。
だしてみると いしではなくて ぼくの 歯だった。
物語は、歯が抜けたところから始まります。抜けた歯をどうするかということも、国や地域によりいろいろな風習があるのですね。
最後には主人公のぼくが、すごいアイディアを思いつきます。抜けた歯をとっておいて、おじいさんになった時に、これで入れ歯を作るというものです。「いいこと、思いついた!!」という声が聞こえてきそうです。
表紙の、開けた口の中から、抜けた歯を覗いている家族の顔が見えているというイラストが印象的です。
そういえば、子どもの時に歯が抜けるということは、大人になるための大切なイベントでもありました。前歯が抜けた時に撮った写真を、「こんな時もあったな」なんて、ほほえましく見てしまいます。子どもの歯が抜けたことは、家族の歴史でもあるようです。
文/わかばさん