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富士山にのぼる
ついに富士山が世界文化遺産として登録されました。日本人として、静岡県民として、誇りに感じます。
世界遺産登録で盛り上がった今年の夏休みは、富士山に登ったというファミリーが多かったのかもしれません。今回は、タイトルが全く同じ『富士山にのぼる』という本を2冊ご紹介します。
「富士山にのぼる」
ぶん/菅原 久夫
え/阿部 一彦
福音館書店
小学4年生のねえさん、2年生のぼく、4歳の弟のいる家族で、夏休みに富士登山したお話です。
河口湖駅から富士山五合目行きのバスにのるところから始まります。
繊細に描かれた風景を見ていると、登ったことがない人は登ってみたくなり、登ったことがある人はその時の様子を思い出すのではないでしょうか。
ところどころに、富士登山をする時のワンポイントアドバイスが書かれているので、参考になりますよ。富士山の登山シーズンは、7月1日から8月末が一般的です。今年を逃した方は、来年の参考にしてみてはいかがでしょうか?
富士山にのぼるというと、やはり夏のイメージです。冬には死者も出るほど危険なこともある富士登山ですが、この本では、冒険家である著者が、冬の富士登山の様子が書かれています。
登山の様子だけでなく、富士周辺の樹海、滝、洞穴、高山植物など、豊かな自然が紹介されています。
日本一高い富士山を、一歩一歩踏みしめて前に進むというところは、読んでいる人によって感じ方も違うのかもしれませんね。
文/わかばさん