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いろいろおせわになりました

「おーちゃをのーみにきてください」
「はい こんにちは」
「いろいろおせわになりました」
「はい さようなら」
この4つのことばが、繰り返されている“わらべうたあそび”の絵本です。
「おーちゃをのーみにきてください」
と呼びかけると、お客さまがやってきて
「はい こんにちは」
と、あいさつします。意気投合してお互い身につけている物を交換したり、同じ格好をして遊んだりします。
「いろいろおせわになりました」「はい さようなら」
とお別れします。最後のお客さまは、裏表紙に出てきますが、これまた、びっくりの楽しい結末です。

いろいろ おせわに なりました―わらべうた「おちゃをのみにきてください」より (幼児絵本シリーズ)

表紙を開けるとその裏に楽譜がのっているので、そのメロディを参考にして歌うように読み、ゆかいな絵を楽しんでください。
絵を描いたのは、科学絵本など数多くの絵本を作っている、やぎゅうげんいちろうさんです。先月、このおすすめ図書のブログで子どもと絵本ネットワーク ルピナスの会員が紹介した『かさぶたくん』と同じ作者ですね。
たっぷり絵を楽しんだら、親子で向かい合っておじぎをしたり、手をとりあったりして遊んでみてください。2歳くらいから楽しめますよ。
 
わらべうたは、0歳の赤ちゃんから年齢にあわせて楽しめるものがたくさんあります。日本伝承のわらべうたは、子育ての智恵として、自然の中や生活の中から生まれ、歌い継がれてきたものです。そして、そのわらべうたの美しい日本語は、耳にやさしく、ゆったりとしたリズムが心を落ち着かせ、触れ合って遊ぶことで子どもも大人も幸せな気持ちにさせてくれます。
私たちが主催している赤ちゃん絵本教室では、絵本の読み聞かせとともに、日本伝承のわらべうたをお子さんといっしょに楽しんでほしいと考え、わらべうたをいくつか紹介しています。参加されたパパやママが、お子さんといっしょにニコニコ顔で楽しそうに遊んでいるのを見ると本当にうれしくなります。

文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 副代表 島田洋子さん

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