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そこで、何が起こったの?日本の戦争遺跡図鑑~歴史を正しく知るために~
1945年に終戦し、今年で70年です。また、現在国会では「安全保障関連法案」が衆議院で可決され、「集団的自衛権」などの憲法解釈などをめぐり、新しい展開となっていくのでしょうか。平和な世の中を子どもたちに残すために、大人も子どもも、過去の戦争や現在の状況を知り、ひとりひとりが考え、子どもたちに平和の尊さを伝え、一緒に考えていきたいものです。
そこで、子どもたちが図鑑に興味が持るようになったら、歴史的に学べる本の中の1冊としてご紹介します。
この図鑑には、「戦争遺跡」として過去の戦争に関わる建造物や事件の跡地などを紹介しています。その中には、公式な記録が残っていないところもありますが、陸軍を示す「★」印がついているものが残っていることや、証言などから、戦争中にどのような施設だったかわかっているというところも紹介されています。
どうして、公式記録が残っていないのかや、そこで作られていたものが、爆弾などではない思いもよらないものだけれど、それによってどのように戦争の相手国にダメージをもたらそうとしたのかなど、『戦争とはいったいどのようなことなのか』ということが子どもたちにもわかります。また、終戦は8月15日でしたが、終戦したことも知らずに8月22日まで地下壕で過ごした人がいたことなどを知ると、いかに戦争が恐ろしく、全国民を巻き込んでいたかを考えさせられます。
小学生でも、歴史に興味を持つと、それにまつわる場所に行きたいということで、歴史的な場所を家族で訪れるということもよくあるようですので、この図鑑を参考にしてみませんか? また、夏休みの自由研究としても、役立つ1冊です。
文/わかばさん