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おにぎり

2歳くらいから楽しめる幼児向けの絵本です。

炊き立てあつあつのご飯を両手でにぎって「おにぎり」ができるまでが、リズミカルな言葉とシンプルに写実的な絵で描かれています。

おにぎり (幼児絵本シリーズ)
平山 英三
福音館書店
売り上げランキング: 10,094

あつあつのご飯からは、湯気がもこもこ出ていていかにも熱そう!湯気といっしょにいい匂いもしてきます。水をつけて塩をつけて、真っ赤な梅干しを真っ白なご飯にうめこむと両方の手の平でぎゅっぎゅっとにぎり、手品のようにくるっくるっくるっと形を整えます。ここからさらに真っ黒な海苔をまいていくと、ぷーんと海苔のいい匂いもただよってきます。お皿にたくさん並んだおにぎりの絵を見て、子どもたちは思わずおいしそう!手を差し出します。

おとなも子どもたちもおにぎりが大好き!お話を聞いて絵を見ているだけで、おにぎりの匂いや温かさまで想像して、おにぎりが食べたくなってしまうのですね。

私は、親子のおはなし会などでこの絵本を読んだ時は、絵本の読み聞かせの時間が終わってから、『おにぎり』の手あそびをして楽しみます。

親子で向き合って、子どもの手をご飯に見立て、それを親が両手でつつみ、「おにぎり にぎにぎ・・」と歌いながらにぎります。おにぎりの中に入れるものは、子どもの顔から持ってきます。小さな鼻を梅干しに、まゆ毛は塩こぶに、唇はたらこに見立てて遊びます。「次は何入れようか?」と聞くと子どもたちは、お母さんに作ってもらったおにぎりを思い出して、ニコニコしながら「おしゃけ!」とか「かつぶし!」といってくれます。

『おにぎり』の手あそび歌
おにぎり にぎにぎ
おにぎり にぎにぎ
うめぼし(こんぶ、たらこ)いれて
おしおをパッパ
のりをまいて あ~んパクッ!

さあ、みなさんもお子さんといっしょに絵本を読んだり、手あそびをしたりして、楽しんでみませんか?

文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 副代表 島田洋子さん

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