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ごきげんならいおん

フランスの町中にある動物園に住んでいる「ごきげんならいおん」のお話です。

ごきげんならいおんは、堀をめぐらした大きな岩山に自分だけの家を持っていました。
らいおんは町の人たちの人気者です。いつもご機嫌でしたからね。

毎朝一番にやって来るのは、飼育係の息子のフランソワ。
「おはよう、ごきげんならいおんくん」と、挨拶してから学校へ出かけます。
午後にやって来る校長先生は、「さよなら、ごきげんならいおんくん」と、言いながら家に帰ります。

そんなある日、飼育係がらいおんの家の扉を閉め忘れてしまいました。
そのことに気がついたごきげんならいおんは、町の人たちに会いに行こうと勇んで出かけました。
さて、町の人たちの反応はどうだったでしょうか?

校長先生はびっくりして道に倒れてしまうし、「こんにちは、おくさん」と、挨拶されたおばさんたちは大あわてで、逃げ出してしまいました。
いつもと違う様子に、ごきげんならいおんはちょつぴり淋しくなりました。

「やあ、ごきげんならいおんくん」と、いつもと変わらない声をかけてくれたのは、フランソワ。
町の人たちが見守る中を、二人は仲良く動物園へと帰ります。

フランソワとごきげんならいおんのかっこいい終わりの場面に、ほっこりとする絵本です。

文/県子ども読書アドバイザー 小木野依津子さん

紹介した絵本

ごきげんならいおん

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