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中をそうぞうしてみよ

身近に有る物でよく知っている物でも、その中はどうなっているのか知っていますか。

表面ではなくて中の部分です。例えば赤青鉛筆。小学生の筆入れ箱には必ずと言っていいほど入っています。見ると表面は赤と青が半分ずつになっていますが、鉛筆の内部はどうなっているのでしょうか。子どもたちは簡単に、表面と一緒で芯も赤と青が半分ずつになっていると答えます。でも、問題はその赤と青の境目です。どうなっているのでしょうか。そう言われるとちょっと自信が無くなりますよね。他にも、針山の中では針はどうなっているのでしょうか。ボールペンの先端もどうなっているのでしょうか。わかっているようで明確には答えられないかと思います。

この本は、先ずはカラー写真で対象物の写真が載っていて、「中をそうぞうしてみよ」と促しています。そして次にモノクロの、その物の中身の写っている写真が出てきてきます。これは、X線という技術を使った写真なのです。そうです、みなさんもレントゲン写真を見たことがあると思います。それと一緒です。私たちもレントゲン撮影をすることで、その写真で私たちの身体の中を見る事ができますよね。X線による撮影で、赤青鉛筆の他にもいろいろな物の中身を見ることができます。まずは想像して、いろいろな意見を言い合って、それからX線で撮った写真を見て確認してみましょう。

「想像する」って本当にわくわくします。そして、その想像が当たっていてもはずれていても真実を知ると大きな満足感が得られます。最近ではパソコンなどで何でもすぐに答えがわかってしまうので、想像したり考えたりするという段階が飛ばされてしまっているように感じます。調べる前に、この「想像する」という事をしてみるのはとても大切な事ではないでしょうか。まずはじっくりイメージを膨らませて、たくさん想像してみて、答えが合っているかどうかどきどきしながら楽しんでくださいね。

文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 山﨑貴子さん

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