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TVゲームとの付き合い方

A:TVゲームというと、教育上、あまり良いものとして捉えられないイメージがあります。しかし、そんなTVゲームにもいいところはあると思います。
TVゲームの良い点:
1.自分の知らない世界を興味を持って垣間見ることができる。
2.コンピューターをうまく利用したドリルなどで脳の体操になる。
スポーツ指導者としては、2をうまく活用することで、運動能力を向上させるサポートができるのかな、と期待できます。
また、TVゲームは何かをクリアする、というものが多いので、充足感や満足感を得やすく、ストレス発散にもなりますね。
ただし、手軽にできるため、癖になりがちです。
悪い点も上げましょう。
TVゲームの悪い点:
1.目は使うが、通常は大きく動かすことが少ないため、眼球運動能力が育たない。
2.手軽さゆえ、実際に体を使うことが億劫になる。
3.バーチャルな世界で、感情や感覚を伴わない体験に慣れてしまい、情緒が育たない。
スポーツ指導者として気になるのは・・・全部です^^;
眼球運動能力は視覚から脳に入れる情報量に影響がありますし、体を動かすことが「めんどくさい・・」と言う子を動かすのはなかなか苦労します。
また、情緒が育っていない子は、プレッシャーのかかる場面に弱い。
大切な場面でパニックに陥ってしまいます。
良い点もあり、コンピューターの恩恵を受ける機会の多い現代では、これらのことを知っておき、うまく付き合うことが大切と思います。
子どもがTVゲームから離れなくなった、と嘆いたり、罪悪感を持つことは逆効果。
必要以上に子どもを責めることにつながってしまいます。
ポイントは『TVゲームより楽しい何か』を提供し、『TVゲームより楽しい気持ちにさせること』です。
元々、子ども達は理論よりも感情で動きます。
そしてその感情は、親がどんなことに喜怒哀楽を持つかが影響すると思います。
例えば、運動好きになって欲しいと思ったら、親が運動を楽しむ姿を見せることです。
厳しい言い方ですが、これができずして運動好きになって欲しいと思わないことです。
子どもが自発的にスポーツやその他のものに興味を持てるようにもっていくことが大切だと思います。