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ジェネレーションギャップを埋める防災家族会議を!

12月第1日曜日は、県内各所で「地域防災訓練」が行われています。この12年間、貴布祢子供会1~3区から依頼され、毎年子どもたちに向けた防災講座を開催しております。

家具固定

今年も行ったのですが、「家具の固定」の話をした時に、ある子どもから、「“かぐ”って何?」という質問が出ました。
言われてみれば、近年は家具の転倒を防ぐため、備え付けのクローゼットやウォークインクローゼットが多く、部屋の中にタンスが置かれていない家もあるのですね。

トイレの蓋の開閉も、使用後に流す水も、手洗いをする水道も、すべて自動化され、水道に手を近づければ水が出てくることしか経験のない子どもにとっては、蛇口をひねる方法もわからないという場面に出くわすこともあるこの頃です。日常生活の中で定期的に、家族で防災会議をすることをお勧めしていますが、その際にはぜひ親世代は知っていても子ども世代は馴染みがないものについて、丁寧に伝えて欲しいものです。

つまり、災害が起きるとライフラインが使えなくなることも想定して、電気やガスが使えなくても利用できるものがいざという時には役に立ちます。しかしアナログなものは日常生活で使われていないことが多くなり、子どもたちにとって馴染みが薄いことから、子どもたちへの防災教育には注意が必要です。

公衆電話

例えば安否確認をする時に、スマートフォンや固定電話を使うより、公衆電話が有効です。公衆電話は、災害時に電話が混み合い、通信規制があっても、通信規制の対象外として優先的に取り扱われるからです。残念ながら最近は町の中の公衆電話が減少していて、公衆電話を探す方が難しいくらいの場所もありますが、「119」「110」に連絡したい場合なども含め、公衆電話がどのようなもので、どう使うのかを伝える必要があります。

オール電化の生活をしていると、子どもたちはガスのにおいを嗅いだことがないため、いざという時にいち早くガス漏れに気づくことができないと、危険な目に遭うリスクが高まります。
災害時に備えておくことは、物資を備えておくことだけではなく、訓練をしたり、防災知識を学んだりしておくことです。子どもの成長に合わせて、家庭の中でも災害時に役立つ情報を確認しておいてください。

参考サイト

文/静岡県ふじのくに防災士 鈴木

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