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能登半島地震でできることは?

きょうは、1月17日。阪神淡路大震災から29年が経ちました。
今年、令和6年1月1日16時10分頃、石川県能登地方で最大震度7の地震が起きてしまいました。

建物の倒壊と火事はまさに阪神淡路大震災を、そして津波は東日本大震災を想起させるできごとでした。当日は「津波が来ます。今すぐ逃げてください!」とテレビの中で、アナウンサーが叫んでいた姿が印象に残った方もいらっしゃることでしょう。
2週間経った現在も行方不明の方がおられ、インフラも復旧せず、不自由な生活を送られている避難者の方々もおられます。

日常のニュースは少なくなり、新聞やテレビ、そしてSNSで毎日、能登半島地震の状況が報道されると、被災していない人々の中には“何かしたい”けれど“何もできない”というジレンマに襲われています。何か落ち着かない気持ちになる、筆者もそんな気分です。

先日、他の子育て団体の友人が「共感疲れ」という言葉を口にしていました。日々のニュースで同じ年齢層の子どもたちの話が出てくると、ママたちは自分ごとのように思い、心が沈んでしまったり苦しくなったりする人が続出しているようです。
調べてみると、「共感疲労」とは、『「二次的外傷性ストレス障害」ともいい、外傷的な体験をした人を見たりその話を聞いたりした人が、当人と同じような心理的疲弊状態に陥ること(看護学辞典)』とあります。まさに、筆者も含めて共感疲れしている人が多くなっているのかもしれません。

気持ち

心が苦しい、気持ちがざわつくと感じておられる保護者の方々へ。自分だけでなくきっとみんなそう感じています。
たとえ、現地に行かなくてもできることを、個人でも一緒にできる仲間がいればその人たちと防災について話し合ったり、防災訓練を行ったりしませんか。

また、目的にあった使い方をしてくれる団体や組織に寄付をして役立ててもらうこともりっぱな支援につながるのではないでしょうか。特に子育てをしている保護者の方々はお子さんもいらっしゃると簡単には動けないので。

発災から2週間。まだまだ復旧にも時間がかかっている現地。2次避難されてきた方々への支援や今後長く続くであろう復興までの道のりを考えると、私たちができることはいくらでもあるかもしれません。
すぐでなくとも。

文/浜松市防災学習センター 副センター長 原田

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