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マタニティヨガについて 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

冬とは思えないほどの暖かな日が続きましたが、ついに冬本番という言葉がぴったりな寒さとなってきましたね。みなさん、体調は崩されていませんか?寒さにも感染症に負けないよう、体調管理をしっかりとしていきましょう。

今回は、私自身が助産師として挑戦していることをお話したいと思います。助産師なりたてのころ、「マタニティヨガ」に興味があり少し勉強をしている時期がありました。しかし、なかなか時間が作れずいつの間にか挫折してしまい、気づけば10年という月日がたっていました。そんなとき、友人助産師からマタニティヨガの資格を取得しようと思っているから一緒に取らないかと声をかけてもらい、今年度4月からマタニティ・産後ヨガの勉強をしています。気が付けば半年以上経ち、最終テストまでもう少しといったところまできました。

なぜマタニティヨガなのかというと、ヨガは妊娠・出産の体作りだけでなく、自分の心にも向き合うことができるからです。私自身、2人の子どもを出産し子育て真っ最中なのですが、自分に向き合う時間が必要だなと常日頃感じています。妊娠、出産、育児と体も心も環境も大きく変わっていくときに、ヨガを通して自分の体と心に向き合う時間をみなさんと共有できたらと思い、資格取得を目指しました。

maternityyoga.png

ヨガといってもマタニティヨガは難しいポーズをとることはありません。ゆっくりとした動き、ゆっくりとした呼吸を行うことで心も体もリラックスできます。このヨガの呼吸はお産にも通じることがあります。陣痛の始まりは生理痛くらいから、だんだんと強くなっていきます。痛みで体に力を入れてしまう方も多くありません。体が緊張状態ではお産は進んでいかないので、妊婦さんには陣痛中は深呼吸を意識できるように声をかけています。中には痛みが強くなってきても、上手に呼吸で逃しながらお産をすすめていく妊婦さんがいらっしゃいます。お産後に聞いてみると「マタニティヨガをしていました。」という方が大半で、ヨガの効果を感じることがあります。

マタニティヨガを行っている産婦人科クリニックやヨガスタジオが多くあります。ヨガを行える方は妊娠経過に異常のない方が前提ですが(医師の許可が必要な場合もあります)、少しの時間でもヨガに触れ、体も心もリラックスする時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 岩崎綾子

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