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『おもかげ復元師』

少し前に映画「おくりびと(監督:滝田洋二郎)」が世界中で話題になり、「納棺師」という職業が広く知られました。著者も「復元納棺師」を職業としています。
東日本大震災後には、被災地で復元ボランティアを行い、被災により損傷した亡骸や、何十日も経ってから発見された亡骸を復元し、見送られたそうです。

『おもかげ復元師』

核家族化がすすんだ現在では、家族を看取るという機会がほとんどありません。また、東日本大震災では、多くの人が突然かけがえのない人を失いました。津波や地震による火災などにより、遺体が損傷していることもありました。また、遺体がすぐに見つからず、しばらくたってから発見されたということもありました。
著者は、激しく損傷した遺体を、亡くなられた方の生前の姿にできるだけ近い形に復元し、家族に対面してもらうよう心がけていることから、「復元納棺師」と職業を名乗ることがあるそうです。
死と向き合うということは、事故や災害の場合はあまりに突然すぎて、また、遺体が損傷している時には直視できずに、家族もその死を受け入れることができないこともあるでしょう。でも、最後には亡くなった大切な人に声をかけて送りたいものです。
この本には、著者が生前の姿に復元することで、亡くなった人に声をかけてお別れができた家族の様子が書かれています。
死と向き合うことは簡単にできることではありません。明日自分が生きているのが当たり前と思っていても、明日はどうなっているか誰にもわかりません。だからこそ、今を生き、命を大切にし、家族や大切な人とのつながりに感謝していきたいと思います。

(わかば)
 

私たちは忘れない3.11

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