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三遠南信災害ボランティア交流学習会
9月7日、8日に浜松市社会福祉交流センターで行われた三遠南信災害ボランティア交流学習会に参加してきました。
三遠南信とは、Wikipediaを参考にすると、
豊橋市を中心とする愛知県の東三河地方、政令市の浜松市を中心とする静岡県の遠州地方(西遠、中遠)、飯田市を中心とする長野県の飯伊地域(南信州=信濃の南部)の県境を跨いだ地域の呼称とのことですが、
この度は、豊橋、飯田、名古屋の災害ボランティアの人々が浜松に集まりました。
浜松市危機管理課の「静岡県第4次被害想定と災害ボランティア活動について」と静岡県社会福祉協議会の「静岡県災害ボランティア支援センターに関する提言について」の話の後、図上訓練をしました。
浜松市が被災した場合、他の三遠南信災害ボランティアが支援に入ってきてくれるわけですが、浜松のことを何も知らないのではどの道路から入ってきて動いて良いのかわかりません。支援する災害ボランティアに危険があっては元も子もなくなってしまいます。
そこで、浜松市の各区単位の地図を使って、各区浜松災害ボランティアとともに図上訓練を行いました。DIGというものです。これはDisaster Imagination Gameの略です。
拡大した地図に、主要道路、河川などをマジックでたどっていきます。病院の位置を確認。静岡県のハザードマップを見ながら危険地域を書き込んでいくのですが、液状化する地域あり、土砂崩れしそうな地域ありと発見がたくさんあります。災害時、自然災害も考えられますが、人的災害、つまり火災も見逃せません。木造家屋が密集している地域、造成が進んで土砂災害が発生しそうな地域なども忘れてはならないところです。
7区あるので7グループが図上訓練最後に浜松の地域を分かち合いました。
群馬大学理工学研究院 広域首都圏防災研究センターの片田教授は、講演会などで「ハザードマップは信じるな」とよく言われます。災害危険地域から外れているからといって、自分のところはだいじょうぶと過信して油断するなということですが、実際、発災時、予想だにしない事態が起きる場合もあり。そこも心に留めておかなければならないことでしょうね。
翌日は、市内を車で走り、津波避難タワー、津波避難マウンドの建造予定場所を見学しました。東日本大震災の被災地を見てきた中で、とにかく津波の場合は高台に逃げるしかないわけで、 “絶対はない”とさらに思いを募らせた見学ツアーでした。