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仙台で感じたこと・思ったこと その1 ~ひとりでも多くの命を守りたい~

3月14日(土)~18日(水)にかけて、仙台市内で国連防災世界会議が行われ、それに合わせて360以上ものパブリック・フォーラムが行われました。このパブリック・フォーラムに参加してきたので、数回に分けて報告します。

河北新報社シンポジウム.jpg

一番最初に参加したのは、15日(日)に開催されたシンポジウム「防災・減災と報道~犠牲をなくすために何ができるか~」です。
これは、仙台市と仙台の新聞社である河北新報社が主催するシンポジウムです。

災害時のメディアの役割について、テレビ、ラジオ、新聞の関係者がパネリストとなり話がありました。その中でも特に心に残ったのは、河北新報社からの話です。

河北新報社では、震災前から「備える」というコーナーを設け、防災の啓発をしていたそうです。

河北新報社 備えるコーナー.jpg

そこで東日本大震災後、新聞に掲載されていたことが被災時に役立ったかどうかアンケートを行い検証しました。「役立った」は27%で、「あまり役立たなかった」「全く役立たなかった」が72%という結果に愕然としたそうです。しかし、震災後の取材中に、「新聞記事のおかげで助かった」と言ってくれる人に出会うこともあったそうです。そこで、アンケート結果を悲観的にとらえることばかりではなく、実際に取材中に出会った方のように、役立った人もいたということを評価しようということでした。ただ、それで終わりではありません。「広く浅くの報道には限界があると見極め、ひとりひとりの実践に結び付く取り組み」を始めようということで、「むすび塾」という地域の人が参加できる防災講座を始めたそうです。
それでいえば、ぴっぴは2006年から防災講座を始め、継続的に活動をしています。多くの人の心に響く講座を続けていきたいと再認識しました。

また、パネリストの方たちからの「ひとりでも多くの命を救いたい」という言葉が強く心に響きました。
報道マンとしての使命感もあると思いますが、「ひとりでも多くの命を救うために何ができるか」ということは、今後、特定の人だけではなく、みんなで考えていかなければなりません。日本はどこに住んでいても、地震以外にも、いろいろな災害のリスクが高いところです。また、出先で災害に遭うこともあるのです。
この仙台の国連防災世界会議でも「仙台宣言」が採択されました。宣言の中では、減災目標として「災害による死亡率」「被災者数」などをあげました。
さて、みなさんはこれから、防災・減災のために何から始めますか?(わかば)

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