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浜松市の伝統行事「30分間回泳」は水難事故対策の目的も

幼稚園や小中学校の子どもたちが先週末から夏休みに入りましたね。水に接する機会も増え、水難事故のニュースも耳にするようになる季節です。
楽しいはずのレジャーが、悲しい結末にならないように、海や川やプールに出かける時には十分に注意しましょう。

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ところで、浜松の小学5年生の夏休みに行われる行事に、「30分間回泳」があります。
初めて挑戦する5年生は、この時期になると、ちょっとそわそわドキドキ。水泳の授業内でも30分間回泳の合格を目標に練習が行われます。

30分間回泳は、浜松市独自の行事で昭和41年から始まって今年で51回目になります。
浜松市は東に天竜川、西に浜名湖、南は遠州灘と、3方を海や川に囲まれているため、万が一の水難事故のときに命を守る目的もあるそうです。今までの累計合格者は25万人超、半世紀以上続き、もはや伝統行事とも言えますね。浜松で育ったパパママ世代は子どもの頃に経験したことがあるのではないでしょうか?
現在は、ToBiO(古橋廣之進記念浜松市総合水泳場)を会場に実施されています。

浜松市外から転入されたパパママは、「30分も泳ぐなんてうちの子には無理!!」 とすごく心配されますが、求められているのは、クロールができるとか、速く泳げるかではなく、体力を消耗をしない泳ぎ方で、時に水をかぶったりするのに耐えながら、30分浮いている気力と忍耐力だと思います。水の流れに身を任せてとにかく30分足を付かずにいることができれば合格です。
合格率は9割以上だそうで、30分を耐え抜く精神力をもった浜松の子どもたちってすごいなぁと思います。

30分間回泳は浜松市オリジナルの取り組みですが、8分間浮いて救助を待つ「浮いて待て!」という着衣水泳の授業している学校もあるとのこと。こちらも、目的は一緒で自分の命を守ること。
一番体力を消耗しないで浮いていられる方法は「背浮き」だそうです。

どうして背浮きがいいのか、どういう体勢だと浮きやすいのかを知っておいて、機会があったら練習をしておきたいですね。

はっぴー☆

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