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『必ずくる地震で日本を終わらせないために。』
1410兆円。
土木学会が発表した南海トラフ地震の損害額推計だそうです。
数字が大きすぎて想像が難しいのですが、日本の一般会計予算の約14倍ということで、この本の「まえがき」冒頭に書かれていて、ノックアウトされたような気持になりました。
必ずくる震災で日本を終わらせないために。
posted with amazlet at 20.03.05
福和 伸夫
時事通信社
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福和氏の講演会を聞きに行くと、ズバズバと歯に衣を着せぬお話を聞くことができるのですが、この本でも、忖度なしで語られています。南海トラフ地震が近い将来必ず来るのだから、「明日やろう」ではなく、気づいたらすぐに備えられることから行動に移さなければならないと感じます。備えに不安を感じていればいるほど、気持ちがザワザワするようなことが具体的に載っています。例えば、「送電線がバッサリと切れた場合などは、3週間から1カ月程度」の停電を覚悟しなければならないそうです。2018年の台風24号の影響で、浜松市のあちらこちらで停電した時も、大変でした。完全復旧までに7日間でしたが、それでもつらかったです。万が一、1か月の停電となった時に、いつもに比べて不便を感じたとしても、不安を感じずに過ごせるような備えができているのか、もう一度、確認してみようと思います。皆さんは、大丈夫ですか?防災意識を再確認するためにも、この本をおすすめします。
(わかば)