こんにちは。保健師の服田です。4月は、入園・入学・進級と生活の大きな変化がある時期ですね。気候も暖かくなり、「ちょっと体を動かしてみようかな」と思う方も多いかと思います。でも、子育て・家事・仕事に追われ忙しい毎日で、「運動している時間なんてない！」と思う方がほとんどですよね。私も、運動したいと思いながら日々やれずにいるような状況です。

2017年にスポーツ庁が実施した「スポーツを通じた女性の活躍促進のための現状把握調査報告書」では、20～40歳代の女性の中でも、とくにフルタイムで働く方や子育て中の方は、仕事や育児による時間的な制約が大きいため、運動・スポーツが実施できないことにつながっていると推測しています。

普段から体を動かすことは、将来の生活習慣病やがんの予防、筋力アップ、睡眠障害の改善等の効果があると言われています。慌ただしく、忙しい毎日ではありますが、子育て中でもできる「ながら運動」を2つご紹介します。

1. 歯磨きしながらスクワット（太ももを引き締めよう！）
   

   

   ・片手を腰に当てましょう
   ・足は肩幅程度、つま先は約30度開く
   ・顔は正面を向き、上体はやや前傾
   ・立った姿勢からお尻を突き出してしゃがみこむ（息を少しずつ吐きながら、20～30秒姿勢をキープ）
   ※しゃがみこむ深さを浅くすると、負荷が軽くなります。膝に慢性的な痛みのある場合や筋力の弱い方でもできます。
2. 首から肩甲骨まわりを伸ばす　肩回し（肩こり体操としてもおすすめです！）
   

   

   ・右手を右肩、左手を左肩の上に乗せる
   ・息を吐きながら空中に弧を描くようにひじを大きく動かす

普段のお子さんとの散歩や外遊びも「ながら運動」ですよね。ご自身にあった方法を見つけていただき、楽しみながら体を動かしていきましょう！

文／浜松市保健師　服田