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『災害ケースマネジメント◎ガイドブック』

被災者といっても、一人ひとり必要な援助が違います。だから被災者に寄り添い援助するということは、個別の被災状況や生活状況に合わせて支援をしていく必要があるのです。

普段の生活では「衣食住」が必要ですが、災害が起きてからは、「医職住」が必要になるように、同じ人でも、普段と被災後ではニーズが変わります。
この本では、被災後の生活支援を弁護士として支えてきた著者が、さまざまなケースでの問題点や課題などを提起しながら解説しています。例えば借り上げ復興住宅。阪神淡路大震災後に始まった支援で、自治体が借り上げた住宅に被災者が住んでいます。ただし、20年で退去するというもので、高齢化した被災者が住むところを再び失い、これは「再被災」であると言われている問題となっています。

被災者が被災前のような生活に戻ることは大変なことです。でも、一時的に助かることだけではなく、被災してつらい思いをした人たちが、その後再びつらい思いをしないような支援のあり方、制度の作り方などについて、私たちが声を上げていく必要があるのかもしれません。
大災害で被災した時に、どのような支援があるのかということについては、以前紹介した『被災したあなたを助けるお金とくらしの話』も参考にしてください。

(わかば)

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