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月経前の不調と上手に付き合うには?
こんにちは。保健師の和久田です。いよいよ夏本番ですね。
子どもたちも夏休み。毎日忙しいママだと思いますが、毎月同じ時期にこころやからだに不調を感じることが多いなと思うことはありませんか?もし月経前に感じることが多いのであれば、PMS(月経前症候群)の症状かもしれません。
月経前の不調を少しでも軽くして、忙しい毎日を乗り切るためのヒントをお伝えします。
PMSとは
月経前に現れるこころやからだの不調のことです。症状は人によってさまざまで、200種類以上あると言われています。
20代の女性は乳房のはり、下腹部痛や頭痛など身体の症状が強く出る傾向にあり、30代になると身体の症状に加えて、精神的に不安定になる、攻撃的になるなど、こころの症状が顕著に。出産経験のある女性の方が、イライラする、怒りっぽくなる、自己否定的になるなど精神的な症状が多くみられます。
PMSと上手に付き合うには
【1】食事
- 血糖値をゆっくりとあげる(チョコレート、ケーキなどの甘いものを避ける。穀物類や豆類、いも類などを摂取する。小分けにして食事をとる)。
- ビタミンB6(かつお、サケなど)、ビタミンE(かぼちゃ、アーモンドなど)、カルシウム(乳製品など)、マグネシウム(ひじき、玄米など)、イソフラボン(大豆製品)を摂取する。
- アルコール・塩分・カフェインを控える。
【2】運動
- ストレッチ、ヨガ、散歩、深呼吸などの軽い運動をしてみると気分転換になり、代謝を促せます。
【3】禁煙する
【4】記録する
- PMSの症状をスケジュール帳などに記録すると、不調になるときに合わせて予定を調整する、心構えができるなど自分に合った対処法が見つかるかもしれません。
症状がひどいときは医療機関に相談しましょう。また、不調が月経周期に伴わないのであれば別の病気の可能性があるので、一度きちんと検査したほうがいいでしょう。
文/浜松市保健師 和久田