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暑い時期を元気に乗り切る貧血対策!

みなさま、こんにちは!夏本番の暑い日が続きますが、夏バテなく元気にお過ごしですか?今回は暑い時期を元気に乗り切るために、貧血に関するお話です。

貧血って?~体に大切な鉄とヘモグロビンの関係~

貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビン濃度が低下した状態をいいます。貧血といっても実はいくつかの種類があり、最も多いのは体内の鉄が不足して起こる鉄欠乏性貧血です。ヘモグロビンは主に鉄を含む色素と、たんぱく質が結合してできており、酸素を全身に運ぶという大切な働きを担っています。体内に含まれる鉄が減少してしまうと、ヘモグロビンが減少し、酸素を運ぶ力が弱まることで、様々な不調を招きます。

その症状、もしかしたら貧血のサインかも?

貧血

顔色がいつもより悪い、いつもより疲れやすい、頭痛がする、動悸や息切れがある・・・
これらは貧血が悪化した時に聞かれやすい症状です。しかし、慢性的に進行する鉄欠乏性貧血では、自覚症状を感じにくく、気づいたら貧血が進行していることもあります。
厚生労働省がまとめた令和元年国民健康・栄養調査報告によると、成人の10人に1人は貧血を持っています。特に女性は月経や、妊娠期、授乳期には貧血になりやすく、別の調査では月経のある20~40代の女性は無症状も含めて約65%の人が貧血との報告もあります。
汗をかきやすい夏の時期は、塩分だけではなく鉄をはじめとするミネラル成分も汗と一緒に体の外に出てしまうため、貧血となるリスクが上がります。夏バテと思っていた症状には、実は貧血が隠れているということもあるのです。

貧血を予防して、夏を元気に過ごしましょう!

ここからは貧血の対策についてご紹介します。

1.食事から鉄を摂取しましょう。

ヘモグロビンの素となる鉄を食事からとりましょう。厚生労働省が推奨する鉄の一日摂取量は、成人男性では7.5mg、月経のある女性では10.5mg、月経のない女性は6.5mgです。令和元年国民健康・栄養調査では一般食品から得られる鉄分の摂取量の平均は一日7.6mgで、月経のある女性は鉄分不足の状態となっていることが予測されます。
鉄は体に吸収されにくい栄養素です。レバーや赤身肉、赤身の魚に含まれる「ヘム鉄」や、野菜や卵、牛乳などに多く含まれる「非ヘム鉄」だけでなく、ヘモグロビンの材料となるたんぱく質や、鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取など、バランスよく食べることが大切です。

2.食生活を見直しましょう。

朝食を抜いたり、無理なダイエットをしていませんか?食事を抜くことで栄養が不足し、貧血となることもあります。

3.食生活に心当たりがない時は医療機関へ相談を。

痔や潰瘍などの体の内部で出血が起きている場合や、子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患による月経量の増加でも貧血症状が強まることがあります。食生活に心当たりがない場合は医療機関へ相談してみましょう。

文/中区健康づくり課 保健師 竹田

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