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子どものメタボは親の食事から?

今、話題のメタボリックシンドローム、みなさんご存知ですよね?高血圧、高脂血症、高血糖などが、内蔵脂肪型肥満を要因として引き起こされる状態をいいます。
子どもも場合によっては予備軍となっているのですよ。
最近の高脂肪、高カロリーの洋食を中心とした食べ物、例えば、ハンバーガー、スパゲティ、ピザ、カレーライス、クリームシチュー、ラーメンどれも炭水化物が多く、油を使っているため脂肪分も多くなってしまいます。そして柔らかい物が多く、あまり噛まずに食べられてしまいます。よく噛まないで食べると、量を多く食べてしまうため、必要以上のカロリーを取り過ぎていることが多いのです。
また、成長期に必要なお肉やお魚などのたんぱく質も油の多い部分を必要以上に取り過ぎてしまうと、炭水化物と同様に脂質となって蓄えられてしまうのです。
そして、食べ合わせの問題もあります。 ご飯に焼きそば、チャーハンにラーメン、こんな食べ方をしていませんか?炭水化物だらけの食事は力は出るかもしれないですが、肉体労働者でたくさんエネルギーを使う人ならいざ知らず、いくら、よく動く子どもでも、これではバランスを崩してしまいます。また、高カロリーなとんかつ、ステーキ、から揚げ、ハンバーグを主菜とする時は、ご飯はいつもより少なめにしてカロリーを調節しましょう。
ご飯など主食を中心にして、おかずのたんぱく質、野菜、汁物などバランスのとれた献立が大切になってきます。バランスのよい食事については厚生労働省「食事バランスガイド」を参考にしていただくとよいでしょう。

食事バランスガイド

身長(m)×身長(m)×22がおおよその標準体重です。標準体重×25~30が摂取してもよい目安となります。
例えば身長150cmの人ならば1.5×1.5×22=49.5 
49.5kgが標準体重 49.5×30とすると1485キロカロリーが必要となります。 その人自身の体格や基礎代謝量、仕事によって消費するカロリーは違いますので、あくまでも目安として参考にしてください。

食べ物のカロリーとしては、ご飯茶碗軽く一杯(110g)が160キロカロリーです。同じカロリーの目安となる物では、食パン6枚切一枚、牛乳コップ一杯、卵2個、サケ切り身100g、とりささみ4本、絹とうふ一丁、じゃがいも小2個、ほうれん草2束+トマト3個、グレープフルーツ1個+みかん大2個などです。
ファミレスのランチで1000キロカロリーを越す献立が多いです。揚げ物など油を使うとカロリーはさらに高くなってしまいます。バランスのとれた食事と自分の大体の目安として摂取してもよいカロリーを知っておくのもメタボ予防には1つの方法でしょう。

さて、子どもメタボ予防ですが、子どもの食習慣は親の影響を強く受けます。ちょっと体格がよくてメタボが気になるお子さんをお持ちの親御さん、おうちの食事を見直してみませんか?そしてたまにはお子さんと一緒におもいっきり体を動かしましょう。

プロフィール
栄養士、食育指導士、中級教育カウンセラー
病院などで妊産婦、乳児の離乳食、肥満、糖尿病の栄養相談を手がける。また、公民館、子育てサークルなどで食育について、手遊び、紙芝居、エプロンシアターなどを使って、楽しく食べることについてお話しています。
栄養指導で知り合ったたくさんのお母さんから相談を受けるようになって、子育てには親の気持ちが安心できることが大事と思い、カウンセラーの資格も取得。
新たに思春期の子どもを持つ親の会、「にっぱし親倶楽部」を始めました。

ゆきたん

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